現物取引(地金金貨) 広く流通している地金型の金貨について解説します
金貨には大きくふたつの種類があります。 |
ウィーン・ハーモニー金貨やメイプルリーフ金貨などの投資用に鋳造された金貨と、万博や皇室 |
関係の催事を記念して発行される記念金貨です。 |
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国内では記念金貨の市場は小さく、価格変動が誰でも分かる、というわけにはいきません。 |
そこで当ページでは、地金金貨について解説します。 |
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地金金貨は金相場の変動に応じて毎日価格が変わります。 |
金相場が高騰すれば金貨の価格も高くなり、下落すれば安くなります。 |
金貨の鋳造には地金バー(延べ棒・延べ板)に比べて費用がかかっているため、同一 |
金額で購入できる金の重量は、地金バーに比べると少なくなります。 |
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つまり、100万円で購入できる金の重量は、金貨よりも地金バーのほうが、よく多く買えるという |
わけです。また、金貨には大きさが異なるにも関わらず、鋳造コストはほぼ変わりません。 |
どういうことかというと、1オンスの金貨を購入したほうが、1/2オンスの金貨を2枚購入するよりも |
安上がりだ、というわけです。このあたりをうまく考えて、売買しないといけません。 |
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日本では次の6種類の金貨が発行されていますが、よく見かける金貨はおそらく4種類では |
ないでしょうか? |
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ウィーン・ハーモニー金貨 |
メイプルリーフ金貨 |
イーグル金貨 |
ブリタニア金貨 |
ナゲット金貨(買取のみが多い) |
パンダ金貨(買取のみ多い) |
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さて、金貨を購入した場合、保管に気をつけなければなりません。 |
キズがついていたり、破損していると、価値が安くなってしまうのです。売買時には、量りで重さを |
量るため(金貨は密閉されたビニールかケースに入って手渡されたはずです)、損傷があると価格 |
に跳ね返ってきます。 |
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もし限度をこえた損傷があれば、「地金再生買取価格」というプレミアを失った価格での取引と |
なります。イーグル金貨は22金ですので、比較的キズがつきにくいのですが、他のブリタニア |
金貨やメイプルリーフ金貨、ウィーン・ハーモニー金貨は24金です。 |
純度99.99パーセントのやわらかい金貨なので、取扱いには十分、気をつけてください。 |
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